DVX-100Aのマスター・ペデスタル

 複合映像信号ではブランキング(ペデスタル)レベルの上が映像信号,下が同期信号となっています。(カラーバースト信号はカラー化の際付け加えられた三番目の同期信号で、ブランキングレベルを中心に40IRE、9サイクルの振幅を持ちます。)この上下を分ける基準電位のことを本来はペデスタルといっていたはずでした。(映像信号の黒レベルはセットアップレベルではないでしょうか) したがって、この言葉をカメラ側で使用するのは少々混乱を招くように思います。私の知る限りではSony,Victorはマスターブラックとメニュー表示され、松下、池上、キャノンはマスターペデスタルという言葉を使っています。

  カメラでのマスターペデスタルやマスターブラックなどの設定は、カメラ側で黒と見なすIRE値を決定するものと解釈しており、単純に考えればセットアップレベルの微調整機能の一つではないかと思います。放送用途ではこの値は0IREを下回ってはいけません。そのためSDでは放送局の納品基準もあり、SDの場合、安全を見越して5%程度に設定すること多いです。SDのカメラはメーカーでの初期設定も5%あたりになっています。(デジタル映像を扱うノンリニア編集では、同期はとれていて当たり前のためこれらの同期信号は不要です。そのためPC上の波形モニターでは表示されません。



※ IREというのは映像信号を電圧のレベルで表したものです。1Vp-pを140のレベルに分けています。
マスターブラック等を調整する場合は波形モニターでの確認が必要です。安易に調整するのはやめておいた方が良いでしょう。ノンリニア編集ソフトに付属するものでもかまいませんので正しく把握してから決定する事をお勧めします。カメラからの出力はノイズ等も乗っており幅の広い線として表示されますが、この下端を目安にすると安全です。

※ 波形モニター目視にての実測です。おおよその数字として捉えてください。 ブラックストレッチ等はデフォルトです。
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