UTX-B1でプラグインパワー専用マイクは使えるか?
   初歩的な映像システムの授業を専門学校で受け持つようになった。話がつまらないのか、声が小さいと間違いなく生徒は昼寝に入る。そこで音質の問題で仕事ではあまり使っていなかったソニーの低価格ワイヤレスシステム(UWP-C1)を引っ張り出し、教室のPAを利用して拡声を試みた。
 
  低価格だけあって、付属するマイクの音質はそれほどいいとはいえない。この無指向性のマイクを使ったとき、送受信機を含めたトータルな音質はややハイ上がり。女の人の声には少しばかりつらい。仕事で積極的に使えない理由はマイクにある。

   通常の収録には従来からのワイヤレスWRT-822とSANKEN COS-11の組み合わせで使っている。このマイクも無指向性のため、条件によってはよけいなノイズを拾いやすいが、音はやはり優れている。マイクだけでUWP-C1システムと似たような価格なので当然といえば当然だが、私はこのマイクの音が好き。
   教室のPAとの位置関係もあってハウリングがおきやすく、もう少し何とかならないかと考えて、安手のプラグインパワー専用マイクを手に入れた。3,860円也。
 
  AT9642、モノラル、カーディオイド
   UTX-B1(送信機)付属のマイクに見た目はそっくり。違いは指向性と色。
   あと、プラグ部分がL型なのとロックがないだけ。
使えるかも。
 

 プラグインパワーについては情報が少ないが、古いサウンドカードの資料を見ると右のようになっている。
Ringに+5Vをかけてやれば何とかなりそうだ。

感度:-20dBV (100mV)
インピーダンス:600-1500(Ohms)
端子3.5mm Miniplug
Signal - Tip, Ground - Sleeve
5Volts DC Bias - Ring
   テスターではかったところ、UTX-B1の端子は右図のようになっている。想像通り、業務用コネクターへの展開も可能なようだ。下図はCOS-11を導入したときにSonyの業務用カタログから書き写しておいたもの。ヒロセのコネクターへの変更も問題なさそう。しめしめ。
 
   サンケンの結線図は購入時、実物をばらして確認したので間違いないと思う。挿入されているCRについてサンケンに電話して確認したところ「発振等を防ぐためのもの」という答えだったように記憶している。
  上図、1番の電源ラインを除いて考えてみると、3pinでバランス伝送にも対応するようになっているみたい。無指向性と単一指向性のラベリアマイクでは位相がちがうのかな。ミキサーを通して聞いてみるとUTX-B1の付属マイクも他のマイクと位相が違って聞こえる。
   プラグインパワーのマイク端子は右図のようになっているらしい。カタログのアプリケーションノートにあてはめてみると(下図)、そのままで音は出そうだ。
   で、いきなり送信機(UTX-B1)につないでみた。あれ? 動作はするようだが音が変。プラグインパワーに対応している古いMDにつないでみると、正常に聞こえる。
  何かが間違っているみたい。ううう。
    また、とほほ倶楽部行きとなるのか?
暗雲が立ちこめたところで次回に持ち越し。