USA版 EDIUS6

その後。。。。


  5年前の出来事はこちら

日本版とUSA版で扱えるフォーマットが差別化されて不評だった日本版Ver.6
5年前、USA版がブームとなったのは当然のことでした。
この時は大阪を中心とした有志が情報発信したおかげで、USA版と国内版によるダブルスタンダードが知れ渡りました。メーカーは多国籍企業であることの難しさを知り、ユーザーは国境を意識することのないeコマースに大きなメリットを感じとりました。
やがて、この出来事を払拭するかのようにEDIUSはVer.6.5へアップデート。これは速やかに、かつ有償で行われました。
EDIUS Ver.6.5はUSA版にある業務用フォーマット/コーデックを搭載し、やがてWin8にも対応しました。また、このバージョンでラウドネスメーターが搭載されました。ただUSA版ライセンスの扱いがあいまい+ネットワークアクティベーションということもあって、結局Win7上で多くの人がUSA版Ver.6を使い続けることに。
そしてEDIUS Ver.7がアナウンスされる頃にはVer.6はフェード・アウト。ついに4KやXAVCの対応でトドメがさされました。
でも、USA版Ver.6が対応するフォーマット・コーデックは十分で、XAVCのような最新のコーデックを除けば、通常のHD編集・エンコードは困りません。
そんなわけで当方ではつい昨年(2015年)まで現役編集ソフトでした。
地道にポチポチやるには実に良い編集ソフトで、長く使わせてもらいました。

いつしかPCのスペックも時代に遅れ、OSもWindows10への無償アップデートも控える時期となりました。
そんなわけで新規PCを組み立てWin8.1をインストール。
古いPremiereからの優待アップグレードをつかってEDIUS Pro8 としました。
EDIUS8 
Pro8の価格は下がり、しかも各種編集ソフトから乗り換える期間限定の優待版もあってお買い得でした。
すべてはWindows10のために、 ですね。
 (4K編集や完全64bit化、予告されているH.265/HEVCへの準備という意味もありました)
しかし事前にアナウンスはありましたが、EDIUS Pro8はターンキー(EDIUS Workgroup 8)と一般販売(無印)のパッケージではVer.6と同様に差別化されていました。ターンキーはハードウエアを搭載するので関連する機能が装備されるのは解るのですが、ソフトウエアで実現しているものはなるべく省かないでほしいと思ってます。
今回、放送作品に便利なラウドネスメーターなどの搭載は見送られています。

以下の表は http://www.ediusworld.com から引用

EDIUS Workgroup 8は業務用途およびネットワーク編集端末として必要な機能を持つとアナウンスされています。
やはり無印は業務用じゃないんだ。(汎用MXFファイルも書き出し不可)
  EDIUS Pro 8 EDIUS Workgroup 8
アンシラリーデータパススルー
自動アップデート通知機能
オーディオモニタリングモード
Avid DNxHD コーデックサポート 別売オプション
FTPによるファイルインポート/エクスポート
GV STRATUS との連携ワークフロー
K2 SAN システムとの接続
Dolby Digital Plus/Professional audio
サポート
別売オプション
時差編集
EDIUS Watch folder
EDIUS XRE サポート
ファイルベースプリロール編集
汎用MXFファイルエクスポート
K2 GXF ファイルエクスポート
ラウドネスメーター
オフライン運用 定期的なインターネット接続が必要
スタンドアローン機に本格的なネットワーク機能などは求めませんが、音圧感をグラフで確認できるラウドネスメーターが無印Ver.8にはないのは痛すぎますね。Ver.6.5-7には搭載されていたはずですが、私は試用程度だったので、どれほどの機能だったかはわからないです。期待していたのに、有償オプションにもなっていないのね。
(EDIUS Workgroup 8ならオーディオミキサーの下に「ラウドネスメーター」のメニューがあるはず。残念。)
できたらAvid DNxHD コーデックもほしかったですが、これは必要なら有償で手に入ります。
でもAvidとの連携が必要な人はそもそもEDIUS使わないでしょう。最初からMedia Composerだと思う。
(キャプチャー画面は無印Pro8)
ラウドネス
ま、放送作品なら当然しっかりとしたスタジオで本編、MAという手順を踏むだろうからいいんですが、
それ以外の仕事でも音圧感の管理は当然やったほうがいいネ。
本当に必要なのはターンキーではなくて、標準バージョンのユーザーだと思う。
次世代バージョンにも要求されるはず機能がバージョンアップするとなくなっている。
これではいつまで経っても他社より格下の編集ソフトだと見られることは間違いないですね。

ターンキーシステムを何台も導入できるような某放送局ともなればMAルームがあるんですね。
だから、EDIUSのラウドネスメーターだけで仕上げる必要はなく、MAルームのより本格的なラウドネス機能で管理すると思う。

編集ソフトのラウドネスメーターはプロシューマー/コンシューマーにこそ必要な機能。  だと思う。
当初よりEDIUSを育ててきた大多数のユーザーはプロシューマー/コンシューマーのユーザーであることは
忘れてほしくないよね。

この背景には下位バージョンのEDIUS NEOの廃止とProへの統合があるような気がする。
今年(2016年)になってPro8への移行を促すキャンペーンが始まっている。
これを考慮するとEDIUS Pro8は(今年新バージョンとなったであろう)EDIUS NEO となんら変わらないということだ。

ソフトの格付けとして

業務向け EDIUS Ver.7-(ネットワーク機能)=EDIUS Workgroup 8

コンシューマー向け  EDIUS NEO Ver.4(廃止)=EDIUS Pro8

だね。
世間一般の認識を含めて、EDIUSという映像編集ソフトの立ち位置がはっきりしないですね。
私のような零細業者にはいいんだが、
いったい、どこへ行きたいんだろうか?

Ver.6で便利だった機能の一つに静止画の切り出しがあります。素材映像やメニュー映像から雑誌やWeb用の一コマを何枚も抜くのにボタンひとつで良かったのが、Ver.6.5からファイルマネージャやビン機能に頼る仕組みになってしまいました。(確認したところVer.7、Pro8も同様、「単一フレームの保存」ボタンはない)
フォーカスがタイムランにあるとき、Ctrl+Tでビンに自動的に名前がつき登録。これはこれで素材管理としては便利なのですが、私のような使い方には不向き。いちいちファイルマネージャでファイル名を付け直ししなければいけなりました。またビンのクリップ名と実ファイル名はリンクしません。当然ファイル名を変えれば再登録しないかぎりビンからロストします。ホント以前にあった機能をむやみに切捨てないでほしいと思うには私だけでしょうか。

これはソフト開発の責任者が実作業を行う人でなく、アタマで機能だけ追う立場だってことを表している。

編集をやらない、または機能の便利さが解らない人がエライ立場にいることの危うさ。
現場の実態を知らないまま、ことが進むのは、何処の世界でも同じだ。


以下2016/10/23 追記
--------- と思っていた人は多いようで、代替ボタンを配置すれば、似たような機能が実現することを書いたブログを発見。
元はDAVICS2(facebook)で質問したものらしい。

地方プロダクションの映像制作
群馬県の映像制作会社ライブフォーのスタッフ“福田”の個人的ブログ。

福田さんの撮影に関する真摯な姿勢がうかがえて、いろいろと勉強になることが多い。私と違ってエライと思う。

---------最終的にはグラスバレーの方が答えたようだが、似た機能を用意してあるのなら「単一フレームの保存」の代わりに付けてくれたらいいのに。

ユーザー設定でユーザーインターフェイス-ボタン-タイムラインで選択  >>で右のペインに追加


ここにボタンが追加される。


できることは「単一フレームの保存」と同様。そうだよなー、これでなくちゃ。



以上 追記でした。

Pro8はすでにWindows10に対応してるので、時期をみてOSをアップデートすればいいですね。

残るは旧マシンをどうすべきか、ということ。
Ver.6が入っている旧マシンをWindows7からWindows10にアップデートしてみた。
Pro8は古いPremiereからの優待アップグレードなので、Ver.6が残っていてもライセンスは問題ないです。
そもそも海外版からは優待アップグレードできないのです。
アップグレード要件として、あえてそう書いてあるところは
Ver.6で差別化のコントロールができなかったのが尾を引いているのですね。
(この時は社内でもモメたと聞いている)
で、残された興味は、
Win10でEDIUIS Ver.6が動くのか?

ってことですね。
グラスバレーでは非対応としている。当然ながら古いバージョンを見直すことはないでしょう。
ま、ダメ元で試してみることに。ダメならWin7に戻せばいいので

Win7からアップグレードインストールしたWin10でVe.6を起動



 
見事、失敗!
パッチもあたらない、もよう。
なんだかな。

随分前の(2007年くらい)
イラレCS3も
Photoshop CS3も起動して正常動作
オーディオインターフェイスのオマケについてきたSONAR LEも正常動作するのに
2010年発売のEDIUS 6だけが起動すらしない。
と、6.08のパッチはあたった。
はたして、これで解消なるか
期待するも
やっぱダメだった
インストールディスクから再インストールを
試みるも

うまく行かず
プロパティをWin7互換にして実行しても


 
ダメなんです

Win7以降のOSからは期間限定ながらWin10へのアップデートが可能という大盤振る舞いしたMicrosoft。
これは、まともな作りならWin7上のすべてのソフトがWin10で動作することを見越した措置だと思う。
グラスバレーも何か一手間かけて動作可能なパッチ配ってくれないだろうか?

カノープス時代ならともかく、グローバル企業になった今では無理かもね。
結局、諦めました。
Ver.6のライセンスはドングルなので機器間のライセンス移動は楽です。
Win7機でイザという時のバックアップ用として生きながらえてもらいます。 
 
EDIUS NEO 2.5 Boosterもあるので、Pro8に優待乗り換えしときますかね。
  おしまい
2016/01/24
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