EDIUS7 Proが発売され、アップデートでXAVCコーデックまで扱えるようになった現状では、
USA版 EDIUS6は過去のものとなりました。

EDIUS7 Proは、当然MXFのようなプロフォーマットがインジェストできます。
この記事はあくまで当時の事情を綴ったアーカイブ記事としてご覧いただきますようお願いいたします。

そして、5年後

EDIUS Ver.6 における日米差別化の検証
さて無印 EDIUS6

EDIUS Ver.6では、日本版とUSA版で扱えるフォーマットが差別化されていると聞く。
  インターネットでボーダーレスの時代となり、他国の情報も簡単に手に入る今、この対応はいったいどうしたものか。現在のVer.5.51ではP2HDやMXFも読み込める。当然、次期バージョンではAVC-IntraやProResに完全対応してくれるのだと信じていた。でも無理みたい。 チョット 悩む。

 原因はFinal Cut Studio を大きく飛び越してAvid Media Composerに迫る19.8万円という値を付けたEDIUS 6 Broadcastの存在。もちろん日本だけ?のバージョンだ。
差別化の正確なところは、まだ不明だが WEBの情報から推測するに
読み込みフォーマット及び機能
日本版 無印
USA版無印 及び
日本版 Broadcast
XDCAM HD422
×
P2 DVCPRO-HD
×
P2 AVC-Intra 50/100
×
GF および XF
×
MXFキャプチャー
(ハードウェア?必要とある)
×
プロキシ編集
×
USA版無印は日本のEDIUS 6 Broadcastと同等 らしい。     どうして って感じ。
日本版無印とほぼ同価格のUSA版無印のスペックを見てしまうと、14.8万円でBroadcastにアップグレードする理由は見当たらない。なんでも読み込めるのがEDIUSの得意技だったのに、この制約はいったい何だろう。
 日本版 Broadcast で各フォーマットを出力するには HDWS/REXCEED専用オプション「BC Export Option」が必要とある。つまりターンキーでないと正確な書き出しはダメらしい。USA版ではこの辺が不明。
なお日本語版に付属するTitle Motion ProはUSA版には付いてこないようだ。
で、USA版(アップグレード)を注文してみた。
 B&HでEDIUS 6 USA版(UPGRADE ANY VER.)をポチる。たぶん結構な人数がインターネットでUSA版を注文しているのだろうね。 注文から約2週間経ってメールが来た。出荷らしい。おそらく、あと1週間以内で届くね。
 1$=85円で計算しても送料込みで27,400円。送料は安くないが、ヨドバシあたりで日本版アップグレードを購入するのと変わらない。 しかも、どのバージョンからもアップグレード出来るようだ。日本ではVer.5からのみ。おやおや。
あ、そうそう、受け取り時に消費税いるんだね。
普段ネットでの海外通販は控えているのだが、今回試みたのは、検討すべき別の理由があるから。

EDIUS 6 用の新製品 STORM 3G

 このHD-SDIボードはアメリカでしかアナウンスされていない。今までもHDTHUNDERという製品があったが、これも日本では結局販売されず。写真は旧バージョンとよく似ているので、写真が間に合わせか、同一の製品の改良型か。B&HならEDIUS6付きで1,899ドルだから、ボードは1,200ドル程度か。単独なら現在の為替で行くと約10万円。仕事によりけりだが、単独販売が始まれば、いずれ手を出すときがくるかも知れない。
廉価版の HDSPARK Pro
たぶん実売500ドルしないだろう。
これも日本にはない。 日本ではHDMI出力のHDSPARK
HD-SDI とAES出力付き

収録がファイルベースなら、これでもいいよね。
 日本でEDIUSを使う業務ユーザーが頭打ちなのは、上記のように入出力ボードも差別化されているからだ。今やHD-SDI入出力は業務ユーザー必須のインターフェイス。これが日本で発売されないためにEDIUSを使わない業務ユーザーは多い。
 Avidなどと比較してハードウェア要件が低いのがEDIUSの魅力だ。本当はブラックマジック辺りの廉価なSDIボードが使えれば一番嬉しい。元カノープス社員だった皆さん、ドライバー書いてくれないかな。

思い出したことがあるので、例によってチョット脱線する。

DVRex-RT(DVRex-M1+RT Engine)

M-1のほうは当時としても珍しいフルサイズのボードで、まずケースの寸法から検討を始めなければならなかった。 安定動作するIRQ(懐かしい、今や死語だ)が割り当てられるスロットを試行錯誤で探して組み上げた。当然ビデオボードはカノープス製を用いた。HDDは4枚をOSでストライピング(RAID0)にした記憶がある。今考えれば恐ろしい。それにしても49.8万円って凄い値段だよね。

 

DV編集の黎明期を振り返れば49.8万円のDVRex-RTから始まったカノープスの編集アシストボード。日本の誇るビデオカードメーカーが生んだ質の高いモノだった。2000年の初め頃かな、ある制作会社に導入を進めたことがある。私がAT互換機を組み立て、ボードとハードディスクなどを組み込んだ。全部あわせるとノンリニア編集機一台100万円。それでもAvidとは比べものにならないほどの低価格。なにより自前の編集機なので使う時間が制限されることがない。みんな喜んだ。時々編集途中にストールしてしまって、真夜中に「どうしよう!」といった悲鳴に近いディレクターからの電話があったりしたのは良い思い出。そして一度リアルタイムに慣れてしまうと後には戻れなかった。ここではPremiereと組み合わせて長い間活躍することになった。
  こいつのお陰で編集コストを抑えたこの制作会社は発展。デッキもβ-CAMからDSR-1800などに変わってDV全盛の時代を迎える。それから10年経たずしてHDの時代となった。適正価格でしっかりしたボードを造ればユーザーは評価する。カノープスはそもそもこうしたグラフィックス関連で優秀なボードメーカーだった。HD−SDIボードも出し惜しみせず日本で販売してほしい。

 DVコーデックが優秀だったのでカノープス製品を使い始めた。そういう人は多いだろう。私もそうだ。
  編集機のノンリニア化で若い才能が重用され始めた。これは良い傾向だったが、作品の大きなディレクションを行わずに小手先の編集で誤魔化す人も増えた。作品の本質を見据えずに佳作は出来ない。 カメラマンもそうだ。完全地デジ化を目前にして、もう一度映像の格調を取り戻したいと思う。
脱線、終わり。

さて、本題に戻って。Ver.5のドングルを確認しておく。
EDIUS5のドングル内容は ↑こんな感じ。特にライセンスオプションは見当たらない。
 新バージョンは入出力機能ごとにライセンス分けして、ドングルに情報があるかどうかで区別するのだろう。
無印EDIUS6とEDIUS 6 Broadcastの違いは おそらくドングルとインストーラー、そして一年間の無料電話サポートだけ。私はそもそもサポートには電話しないので、このサービスは不要。よって安い方がいい。
さて、到着したら、また 続きでも
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