TSS アマチュア局保証認定と再開局の顛末
中華5.6GHz送信機の開局申請)
 
注:この記事は保証認定の経緯と感想を淡々と書き連ねただけです。記録以外の他意はなく、また保証認定という仕組みを否定するものではありません。もちろん包括免許が一番良いことは言うまでもありません。
 
   
 
〇 仮登録と保証認定用データづくり
〇 TSSに保証認定願い
〇 法令順守のためのコールサイン表示
〇 保証認定用書類と認定書の写し
〇 電子申請・届出システム Lite にて本申請
〇 ここまでの経過と局免交付までの流れ
〇 局免とまとめ
 
5.6GHz帯の送信機

 
 ドローンによるFPVが本格的に普及し、それに伴い安価な中国製の5.6(5.7)GHz送信機が巷に出回るようになりました。調べたところアマチュア無線の従事者免許を取得すれば、一定の条件付きで5.6GHz帯の開局ができるようなのです。
元より私は動画屋さんで、仕事には使えないものの昔からSSTV・ATVなどは興味がありました。でも、実現するには高度な技術と結構なお金がかかるため諦めておりました。
しかし近年の中国製無線装置はこの垣根を取り払い、SD品質ながらリアルタイムの送受信が簡単にできるようになっていたのです。そこで遅ればせながら、ドローンに載せるわけではないけれど、どれほどのクオリティなのか知っておいてほうがいいだろう、と思ったわけです。
 
 5.6GHz帯の送受信機を安価に手に入れたところ、ひじょうに小型で映像の伝送実験にはよさそうです。結果が良ければ業務無線を考えるとして(陸特が必要ですが、これは取得済み。ただ送受で30万近くします)、まずはアマチュア局で実験するために開局の手はずを整えることにしました。送信機のバリエーションが多く内部仕様も様々ですが、基本的なつくりは同じです。保証認定の実績も多く、書類さえ整えれば何とかなりそうです。今回は先達となったOMさんたちに感謝しながら諸手続きを進めていくことにしました。
 
 幸いにして昭和の最後のころに取得した従事者免許があるので、長らく休ませていた無線免許をこれを機会に有効活用してみようとして思い立ちました。私は浦島太郎状態のためいくつか解りにくいところがありましたので、忘備録として記録しておくことにします。
 
 現場でドローン撮影をサポートをすることがあるのですが、たまに突然コントローラーとの無線接続が切れて制御不能に陥ることがあります。通常フェイルセーフ機能が働いて事なきを得ますが、100%の信頼性というのはまだ確保できていません。LTEに近い周波数や無線LANの2.4GHz帯が機体制御に使われるところが弱点で、周辺環境を含む外部要因が大きく影響します。そのため、やや不確実性が高いところが気になります。免許不要を謳えば、高級ドローンですらこうですから、気をつけないと途中で落下してしまう要素はまだあるわけです。

 こうした現状をみると5.6GHz帯に限らず、運用調整可能な専用周波数が必要なのはFPV用ではなくて、機体のコントロール用なのですね。5.6GHz帯の電波は大手DJIですら(2017年6月現在)技適は未認可です。日本では陸特の従事者免許がからむのでメーカーの腰も重くなります。趣味のドローン撮影ならともかく、商用利用ではできるだけ早く電波運用の問題を解決してほしいと思いますね。
 
メニューに戻る
 

     
仮登録と保証認定用データづくり      http://www.soumu.go.jp/main_content/000258160.pdf (ご一読ください)

◎ 総務省 総合通信局 電波利用 電子申請・届出システム Lite で新規ユーザ登録をします。

http://www.denpa.soumu.go.jp/public2/index.html
 
 アマチュア無線の従事者免許を取得していることが条件ですが、総合通信局のホームページでまず個人情報を登録します。これは電子申請の準備作業になります。赤枠で囲った部分の「新規ユーザー登録 」ボタンで始めます。
 
 
そして仮パスワードが書かれたハガキの到着を待つことに。これは土日を除くと3,4日で処理されるようです。
 


 ハガキの到着まで一週間とかかりませんでした。その間に中国製5.6GHz送信機のブロックダイヤグラムや保証認定に必要なスペック等の書類を取り揃えておきます。送信機の蓋をハズして、中にあるチップの型番を調べ系統図を書く、ってところが時間がかかりますね。

ハガキに書かれた情報を見ながら、仮パスワードから本パスワードに変更して、電子申請の処理を始めます。今回、TSSへ保証願を提出するのは、古い古いJARL登録機種2台と中国製の5.6GHz帯送信機。なので総合通信局のHPでは、その通りに仮のデータを作ります。

 迷ったところはドロップダウンリストで現れる数多くの変調方式。どっちだろう、と悩んだところはありましたが、まあ、いいか、と思って進めました。最後にファイルを保存して(保証認定がある場合は、この時点では申請できません)チェック機能を使って確認してみたところ『正常』と出たので、ここで出来たZIPファイルを用意してTSSの保証認定願のほうに移ります。
 
後にわかるのですが、この正常というステータスは「大きな間違いはない」程度だと思っていたほうがいいです。例えば、ある電波形式に呼応する変調方式、一括記載コードなどを厳密にチェックしているわけではありません。そう単純には関連付けられないほど電波形式や変調方式は増えています。そしてガラパゴス化している一括記載コードなるものが厄介そうです。
 
 今はJARDさんも保証認定をやっているようです。TSSさんはJARDさんより若干安いながら時間は少々かかるようですね。まあ、ここではあえて優等生を選ばず、TSSさんのほうを選びました。前回は紙申請でTSSさんでした。JARDも保証認定するようになってしまって、手間のかかるアマチュア保証業務の数が二分され大変なのでしょうね。申請料から生まれる収益を考えると企業的にはかなりの数がないと、なかなか厳しいところでしょう。ホームページをみると旅行代理店関係のリンクもあり、おそらく保証認定では成り立っていないハズ。長らくJARLのHPを手掛けていたそうなので、おそらくIT系の部門もあるんでしょうね。
 アマチュア無線の動向をみれば技適機種が登場して久しいので、もう何年かすれば保証認定は外国製品や古いメーカー機・自作機だけになりそうです。
 リグは30年前のものと中国製改造品(といっても周波数が動かないようにしただけ)。メーカ製は残っているのがこれだけで、新スプリアス基準の関係あり保証認定にはうってつけです。はたして通るんだろうか?と疑問に思いながらもやってみました。
 
無線機 メーカー型番 発射帯域 空中線電力 備考
第一送信機 KENWOOD TS-670 HF・50MHz帯 10W 初開局時のリグ
第二送信機 YAESU   FT-203 144MHz帯 ハンディ 5W 後に追加したリグ
第三送信機 中国製   TS-351改造 5.600MHz帯 1W 新規 ATV用
 
今回リグ貼付用のシールを見直してみたところ、最初はJARLの保証認定だったのですね。もう忘れてました。
 
メニューに戻る
 

   
TSSに保証認定願い(JARDって手もあります。どちらも電子申請手順には変わりはないと思います)
 
◎ TSSへの電子申請
 
上記リグをTSSさんで電子申請してみました。15年ぶりで、かつ紙以外での申請は初めてなので慣れません。
 
http://www.tsscom.co.jp/
 
 
とりあえず保証願を書いて申請してみたところ、受付番号と認定料の『振り込み先』が表示されました。『入金ないと受付しない』とのこと、当然そうですよね。
 
5月11日  申請作業後、4,,800円を振込しましたが15時を過ぎてしまったため本日の受付はないでしょう。
翌12日にはTSSさんのほうで入金を確認したハズです。つまり受付完了と認識。

振り込み記録は残るので、世間的にはこれで契約が締結された、と思われます。
 

 
2週間後の週末(五月も末の七日)
 
2週間過ぎてもなんの音沙汰がないので、メールしてみました。お金を払っているので一応お客さんなですが、普段書かないような丁寧な文面で綴り、返事を待ちます。即座にメールを受付けた旨、自動返信メールがきましたが、土曜日なので休みの可能性は大。メールを見るのは月曜になるだろうか。と思ったら、

週が明けての月曜はもちろんのことメールは無視され、週末になっても返事は来ませんでした。3週間が経過し、すでに6月に入っています。

サーバーの自動応答メールだけでなく、問い合わせに対応する定型メールを用意などてしておけばと思いますね。お客さん進捗がわかれば一本の定型メールで安心することもあるでしょう。私も一種のサービス業なので、このあたりの客心理は参考にしたいと思います。
 
メニューに戻る

 
   
◎ 法令順守のためのコールサイン表示
 
その間にコールサイン表示用のOSD(On Screen Display)を準備。コールサインは一回失効していますが、まだ使われていないようなので旧コールサインを希望する予定です。OSDのほうは慣れない作業ながら、USB-シリアル変換とMinimOSD、そしてMW-OSD、Arduino IDEを使って用意しました。法令では言葉と同じように10分ごとに最低1回は表示しなければいけないことになっています。表示しっぱなしでもいいのですが、古いモニターを使う関係上、焼き付き予防に1分ごとに15秒間の表示になるよう設定しました。
 
繰り返しになりますが、今のところドローンでの使用予定はありませんので送信機はコネクタごとケースに入れるようにしました。OSD(On Screen Display)というのはビデオカメラの設定に普段使っているわけなので馴染みはあります。ドローン用のOSDもMiniマイコン+画像のオーバレイチップ+C言語風のソフトウェア環境で成り立ってるんだということを今さらながら知りました。現状ではフライトコントローラーに繋ぐ予定はないので、コールサインと外部電源電圧のみを表示するようにしてあります。いろいろ調べてみるとなかなか面白いですね。
 
〇 TS-351改造 保証認定用写真の一枚

ケーブルを整理して余っているスペースにOSDを入れる予定です。
最初通常サイズのOSDを別ケースに組んだのですが、電源の問題とか、いろいろとあってMicroサイズを組込むことにしました。

ケースはタカチ SW-T75B  (写真でいうと縦50*横75*奥行30、いずれもmm)なので基板の小ささがわかると思います。

組込みはコールサインが指定されてからにします。
コールサイン表示の手順などは、またの機会に紹介します。
 

 
◎ 保証認定の仕組みで解りにくいのは、実際のリグを認定するわけではない、ということ
 
 本来アマチュア無線局の落成検査では、お役人が赴いて実際のリグを前に電波の発射を行い諸条件を確認します。(といってもこれは一アマを持っている人で出力が200W以上の場合なので、私のような素人さんには関係ない話です)
 
通常の技適機種ならこの検査は免除。技適機種のみならば総合通信局に免許申請をすれば認められます。
TSSやJARDの審査というのは、出力の限定されたアマチュア局ならば保証認定という制度の元、検査を書類だけで行うということですね。現状では技適のない送信機を許可する仕組みいうことになります。
 
アマチュア局の保証認定業務は机上のものなのですね。
 
 発射する電波の正確性、またスプリアスや空中線電力を測るわけではありませんので、ならばもう包括免許制度でいいじゃないか。と言いたいですが、今は免許を持っているからといって無茶する輩が必ず現れます。ほとんどの人は善良な市民だと思いますが、車の免許と同じでゴールド免許だけでは優良ドライバーと不良ドライバーの区別はつきません。アマチュア無線人口の減少により試験は易しくなり、以前より4級取得の壁は低いです。ですから技適機種以外の技術的裏付けは必要なのかもしれません。

 ITや携帯全盛の時代なので、通信そのものには困りません。すでに無線電話などはデジ簡などのライセンスがいらないものが一般に普及し仕事でつかえるようになってます。免許不要(登録は必要)ですが、よく飛びます。こうしたことからするとアマチュア無線の醍醐味はやはりDXにあるのでしょうね。でもHFなどは自宅にキチンとしたアンテナを立てられる人でなければ趣味としてはなかなか成立しづらいと思いますね。
 
メニューに戻る
 
 
 
3週間過ぎて4週目の始め...(すでに月が替わって水無月も五日)
 
返答なし状態は続く。

JRADにしとけばよかったかな?
 

一か月経過 (メールをしてから2週間あまり)
 
丸一ヶ月が過ぎた。
 
申請手順の間違いはあるだろうけど、機器を評価するには難しい案件ではないと思います。素性の知れたJARL登録機種と現在では数多く保証認定されている5.6GHzの送信機です。必要な書類は申請書とは別にPDF添付しました。
(実はこの部分は間違っていてホントは総合通信局の申請作業で開局申請書に添付するのが正しい。これは申し訳なかった)
 
6月14日 再度メールで進捗状況の催促。返金も視野に入れたメールを午前中に送った。

とりあえず一週間待って返事がなかったら、次は電話してみる
 

 
6月22日

TSSさんに電話。

2コールもしないうちに担当の方が電話に出た。電話の応答は早い。やっぱ電話なんだ。実は待ってた?
 
電話した時点では、確認や訂正事項の指摘作業はすでに終わっていたようだ。(ここまで40日
これが噂の放置プレイ?  
「なんだ、早くメールくれよ!」って言いたいところだが、ここは冷静に。まあ、電話のタイミングは良かったのでしょう。

数か所ある書類の不整合と間違いを指摘され、これは当方で直しておきます、とのこと。対応は丁寧な印象ですが「直したものを用意してあるが」というと、それには及びませんという返事。2度手間は避けたいのでしょう。ここは審査の専門家に従ったほうがよいと判断しました。「昼前にはメール出来ます」とのことなのでメールを待ってみることに。
 
電話を切って15分後。メール到着。

メールタイトルは TSS(株)保証事業部から保証予定のご連絡
 
それによると補正箇所が5点ほどあるようですが、すべて電話のとおり訂正済みとなっておりzipファイルが添付してありました。
これで後日送られてくる保証書写ファイル(pdf形式) を添付して総合通信局に本申請する、という流れになるようです。

以下、メールでの指摘と訂正してもらった箇所。(ほとんどがこちらの入力ミスによるもの)
またメールの内容は転載できないようなので、指摘された要点だけ書きます。
 
工事設計書に入力された600mWと送信機系統図の200mWが異なる。(中華製5.6G)
 
→ 「すみません200mWです」というと「では200mWに統一します」と伝えられた。が、申請書(ZIP)のほうはそのままでした。まあ、これは自分のミス(同様のミスが他にもあるので、終段入力を勘違いして入れたらしい) なので、自分で何とかしましょう。いずれ免許は1Wになるので、1W以下なら何でもいいのかもしれませんが本申請時に統一することにします。
 
J3Eの変調方式は「SSB」、アナログFM(F3E、F8W等)は「上記以外の周波数変調」。
 
→ ここはTSSさんへの申請以降に他のWEBを参照して気が付いたのだけれど、「SSB」という項目があることを見落としていました。慣れれば問題ありませんが、新規開局組は訳が分からず、私のような出戻り組みは忘れてる可能性が高いです。私も選んでいる段階で面倒くさくなったので、ここは紙のほうが間違いが少ないでしょう。
まあ、電子申請なので一度指摘されたらファイルを保存しておけばいいのでソコは楽なんだけど。
 
第1送信機の工事設計書に入力された定格出力の値は誤り。50MHz帯ではA3E電波も発射可能なハズ。
 
→  確かに30Wとか入れてしまった記憶がある。何の資料を見て入力したのだろうか?
今は終段陽極直流入力の記載は必要ありません。間違いですね。

50MHzでのA3E電波については取扱説明書の申請要綱には記述がありませんが、オプションのAMフィルター(YK-88A)で可能となります。機種名を出しての指摘で、これが即座に判るということは担当者は相当なベテラン。おそらく真空管時代からの人ですね。TS-670はA1の狭帯域フィルターとゼネカバをオプションで取り付けた記憶がありますが、AMフィルターはちょっと記憶の外です。内部をもう一度見ないと判らないですね。でも保証してくれるというのなら特に問題はないので申請書のほうは当方ではいじらず。50Mは4VAとなっていましたのでA3入っていますね。しかし、この一括記載コード、正直わかりにくい。国際的に通用するんでしょうか?
 
第3送信機について、工事設計に送信機系統図を添付 (中華製5.6Gでは必須)。
 
→ これはPDFを資料添付した旨の記述。でも送信機番号は直っていないので、本申請時に訂正済みの原本に差し替えることにします。
これも私の確認ミス。
 
移動する局の場合、免許後の自由度を考え、送信空中線の型式は記載不要。
 
→ これはその通りなのでしょう。紙申請の時も書いた覚えがあるのですが、消してくれてたんでしょうね。
移動する局では記載しないのが正しいようです。
 
という5点でした。いずれもこちら側の問題で、指摘がなければおかしい、というレベルのものです。
 

 
実は今日の電話で感触が悪ければJARDさんのほうに申請しなおす心持ちでいました。
申請書も直して作り変えてありました。書類のやり取り・訂正にそれほど時間のかからない電子申請としては40日というのはやはり長く、電子申請のメリットは薄れます。

電話からメールまでの15分という経緯をみると、かなり前に処理は終わっていて、訂正のメールを送るタイミングを見計らっているようにもみえます。ここには総合通信局へと処理を送るのに保証会社に一定の時間的縛りがかかっているのではないかと邪推してしまいます。
処理日数的には腑に落ちないところもあるので、TSSさんの場合は、早めの電話が吉です。
 
また、自作機・改造機の実績や申請書のスキル、上級資格であるかないかをみているのではないかと指摘する人もいます。といっても一アマで改造上手のOMさんでもTSSに文句を言っている人もいますので、ケースバイケースなのでしょう。
 
まあ、なにはともあれ、保証認定終わりそうだから、いいか。
 
メニューに戻る
 

   
◎ ちなみにTS-351の保証認定用に添付した書類は以下の4点です。

WEBでさまざまな情報を集めたうえで全て自分で書いたものです。最初にも書きましたが基板のチップ型番からスペックを割り出し、その役割と系統図上の配置を考えるのが一番時間がかかりました。でもこうしたことを知らなくっちゃ話にならないことは事実。勉強にはなりましたね。
 
1. TS-351 改造 ブロックダイヤグラム(送信機系統図) と 2. 補足資料(チャンネルや周波数の設定)
   
3. TS-351 改造の写真   と        4. 増幅段(RTC6659)のスペック
   
 
以上です。

5.6GHz帯周波数シンセサイザーRTC6705は有名で、すでに多くの実績があるためスペック等(PDFで手に入る)は特に求められないようでした。またJARL登録機種の系統図くらいはと思い用意していたのですが、特段の資料要望はありませんでした。対応してくれた方が機種名で機能が判るほどのOMさんですから不必要なのかもしれません。
 
TSSさんから送られてきたZIPファイルを確認してみると、総合通信局に提出する書類は上記1.の送信機系統図のみのようです。
他は保証認定だけに必要なようですね。保証認定には系統図と改造後の写真は必須と思われますが、補足資料やRTC6659等のスペックはもはや要らないように思いますが、どんなもんでしょうかね。
 
TSSさんからの保証書写ファイル添付のメールを待って、次に本申請にうつります。
 
6月22日(40日目)の動きはここまででした。
 

 

この日の夜、元ニュースキャスターの小林麻央さんが旅立たれました。

闘病を公にしてから一年余り。神様が早く手元へ引き寄せたい気持ちはわかりますが、あまりに若すぎます。物語の結末はなんとなく解ってはいたけれど、もう少しの時間、家族と過ごすことができていたのならと思う。現代医学の力で、どうにかならなかったのかと思うことしきり。

改めて報道される明るい笑顔に人柄の良さがにじみ出る。最期は気高さすら感じさせる微笑みでありました。
海老蔵氏と二人の子供の喪失感はいかばかりか。
 
小林麻央さんを直接存じ上げるわけではないけれど、ブログの発信力は高く、皆に多大な力を与えてくれました。自分の身体が不調な時には勇気をもらったものです。私的には少しばかり現場でお目にかかった夏目雅子さんの逝去以来の衝撃で、お二人とも天命とはいえ、あまりにも若くして逝ってしまうのは正直気の毒すぎます。夏目さんと麻央さんの違いは生きた時代でしょうか。現在のようにITと医療体制がもっと発達していたのなら、夏目さんも同じ病気の人をもっと励ますことができただろうにと思います。この先、医学がもっと進歩するのを願うばかりです。

 

 
6月24日、42日目の夜(土曜)  メールのタイムスタンプは21:49
 
コンピュータの電源を落とす際にメールをチェックしたら、保証書の写しがメール添付で届いていました。夜遅くまで大変です。
同書類を所管の総合通信局へ通知するようなのですが、意外にシンプルなものですね。書類の日付は前日でした。
今まで紙申請で保証会社から直接総通に送られていたので目にすることはなかったのですね。これは紙に印刷・押印されたものを白黒スキャンしてPDFとしたもののようです。

電話した時点では処理済みだったので、やはり確認の意味もあるのでしょう。直接話せば技量・知識が判り、問題点の指摘も早いですからね。また変更保証は2週間程度で処理が終わっているようなので、やはり開局の保証には一定の期間を設けてる感じがします。保証書の送付は週末に行われるようです。

さて、これを添付して総合通信局に電子申請することします。
 
メニューに戻る
 

   
◎ 総務省 総合通信局 電波利用 電子申請・届出システム Lite にて本申請
 
申請ファイルを読み込み、指摘のあった部分をチェックしながら申請作業を進めます。
保証ファイルPDFは2画面目の16.工事設計書の下段「添付書類」で、そのままのファイル名(番号と氏名)で添付しました。
5600MHz帯、F8Wの第3送信機は「工事設計書編集」ボタンから工事設計書に入り、指摘のあった定格出力を確認の上修正、またTS-351改造として送信機系統図を添付しています。
送信空中線の形式は、指摘通り「空」です。
 
蛇足: 変更申請時に気づいたのですが、このシステム、備考欄などは数字やアルファベットが全角でないと入らなかったりします。カメラ・PC・無線機関係では半角英数の表記が普通なので、日本の申請システムとしては良いのでしょうけど、両方可能でないと、なにか違和感が残りますネ。
 
 
もう慣れ始めたので迷うことはありませんが、やはり変調方式は鬼門。解ってしまえばそれまでなんですが、指摘訂正されたところを念のためチェックしていきます。 WEB情報を総合すると、やはりココの間違いが多いようです。
この場合のJ3Eの変調方式は「SSB」。F3E、F8WなどのアナログFMは「その他の周波数変調」です。ここはどちらも「上記以外の変調方式」になっていました。ダメやん。SSBという項目は最初の段階で見落としたようです。ここはTSSさんで補正してくれてありました。
 
 
念のため一度保存して、添付ファイルの確認。
 
再度、申請Liteに戻ってファイルを読み込み、最後の画面で「申請」ボタンをクリック。
ほどなく、* 申請・届出 到達のお知らせ * メールが届いた。
 
これでTSSさんでの保証認定は終わり、これから先は、関東総合通信局での処理になります。待ちましょう。
 
今日は6月25日(日)なので26日の受付になるでしょうか。
 
メニューに戻る
 

               
ここまでの経過と局免交付までの流れ            
                 
2017年                
5月7日(日)   関東総合通信局にID申請            
5月10日   ハガキ受領            
  TSSでの保証認定経過
5月11日   TSS 申請・振込            
5月12日   TSS 受付            
  連絡なし              
5月27日 二週間後 最初のメール
  連絡なし              
6月14日 一か月後 二度目のメール            
  連絡なし              
6月22日 40日経過 TSSに電話
  進展あり              
6月24日 42日目 認定書の写し
                 
  関東総合通信局での免許(開局)申請経過
                 
6月25日(日)   総通に本申請・到達            
6月26日   受付処理中→審査中            
6月27日 6:26 電子納付手続のお知らせメール 手数料納付待ち
    申請手数料を先に納付しないと審査が始まらないようなので朝一で納付。        
  審査中   納付待ち → 納付済み        
6月29日夜   審査中            
    以前の局免コピーを添付していないのに気づいて画像を追加別送。        
    失効から10年経っているので旧コールは期待薄かな。ダメもとで。        
                 
6月30日(金)夜   審査中→審査終了   あれ、早い        
    この間、関東総合通信局からの補正依頼はありませんでした。
昨年、陸特の従免申請で、住民票の代わりにアマチュアの従免番号を書いてもOKとのことだったのでそれで申請。無線従事者免許証所持者は住民票がいらないのというのは手間が省けます。この時はスムーズに事は運びました。

ということは関東総合通信局の巨大データベースには、個人情報といくつかある(私の場合、電話、電信を含め4枚)従免番号が紐づいて管理されているということですね。今回総通での審査がやけに早かったのは、申請住所がたまたま前回と同じでデータの整合がバッチリ、しかも良く知れたオールドリグ2台+5.GHz帯送信機で実績バッチリ、コールサインも再割り当てされてなかった、ということで審査には手間がかからなかったと思われます。ここへきてTSSさんでのチェックは無駄ではなかったとようやく思えてきました。
                 
7月3日 総合通信局への申請から丸一週間が経過
7月4日 無線局免許状 到着 / 旧コールサイン 復活  免許年月日は6月30日
   
  関東総合通信局での免許(開局)申請処理 終了
 
総務省 申請Liteへの登録          5日
TSSでの保証認定                   42日
関東総合通信局での免許申請      9日(土日、代引郵送にかかる日数を除くと実質審査は5日)
 
総合通信局まで取りに行っても良かったんですけど、今回は試しに代引き郵送にしてみました。金曜日の審査終了は代引き郵送だと日数的なメリットがなくなるような気がしますね。また、電波利用料の前納を申し出ていたのですが、これは局免とは別に送付されてくるようです。この電波利用料を支払うことですべての処理が終わることになります。
 
メニューに戻る
 

   
 私が初めて開局したのは1985年。1エリアではもうコールサインが底をつくと騒がれた頃です。割り当てられたコールサインはJS1の中盤でした。局免の名前や住所がまだカタカナでしたね。

その後、再申請を重ね平成18年の初頭まではコールサインは生きていましたが、ここで一旦Close。都会での集合住宅暮らしではHFなどの大きなアンテナ設置は条件的に無理で、「無線はアンテナ次第」という当たり前のことを学びました。そして都電沿いの町で暮らした10年ほどは無線とは無縁の生活を送っていました。もっともそれ以前から積極的にQSOするタイプではなく、「電波を出さない無線技士」で、どちらかといえば無線機器や仕組みのほうが興味がありました。そのあいだにコールサインの再割り当てが始まりJS1コールにも再割り当てが進んだと聞きました。

 今回10年以上も間が空いたのに、以前のコールサインが取得できたことは幸いでした。6文字中、3つもSがあるコールサインは、電信でも電話でも判別しにくく、最初はあまり愛着が湧きませんでした。しかし、時代は変わりました。言葉や音に頼らない通信も増え、幅が広がってきたのです。文字でコールサインを送出することができるATVなどでは、言葉で言いにくいコールサインもハンデになりません。ならば最初に割り振られたコールサインを、再開局を機に復活させてみようと思った訳です。
 
 
うーん、5750MHz帯を除けば、実に地味な局免ですね。
電話級のころに戻ったみたいですが、リニアのないオールドリグはこんなものでしょう。
 
5750MHz帯の電波は一次業務優先の但し書きがつきます。何かあれば速やかに送信を中止することとして、素直に従わうこととします。現在、1.2GHz以上の周波数帯では、備考欄にこの但し書きが付くようです。
 
後日、気が付いたんですけどHFで「4HA」ということは電信の「A1A」が入っていないようですね。
電信を送信できる資格はあります。なので「3HA」となるはずですが。

申請書を確認してみたところ、「工事設計書」にはA1Aの記述を入れてあるのに、電波形式をチェックするレ点は「4HA」となっていました。おそらく見慣れない一括記載コードを私が最初の段階で間違えたんだろうと思いますが、この部分は全く整合性がとれていないのにTSSさんも総合通信局も何も言ってこなかったですね。

要するに、誰もちゃんと見ていないってことです。
とりあえずA1A電波を出す予定はまだないのでいいとして、次回変更申請をした時に直すことにします。

こういうオチだったのね。 キチンと見ないのなら、もう包括でいいじゃないか。と言いたくなりますネ。
 
という結末を経たので、後日、変更申請しました。144MHz帯の4VAもF2Aを含めた3VFとしたかったのですが、再度保証認定が必要で「やり直し」という指示がきたため従いました。以下のような見解だそうです。
 
 
 
FMの電信(ユーザーは極少)は無線機外部に低周波発振器と電鍵、PTTスイッチなどを付けるだけですから電波の質やスプリアスなどに直接関係ありません。技術というよりは単なる工夫の世界です。でも電波形式の追加があるので「軽微な変更」にはあたらないようです。2番目の指示に従えば、系統図を書けばいいだけということになり、PCとの接続も同様に考えられますね。

今回はパスしましたが次回はそうしようと思います。
 
ちょうど九段下近くに用事があったので、関東総合通信局に寄って直接免許状を受け取ってきました。一階は千代田区役所があり普通の人も多いのですが、22階へ行く合同庁舎のエレベータに私のようなラフな恰好をした一般人にはほとんどいません。当然、「この人、誰?」って感じで警戒されます。陸上第三課と書かれた部屋を探して中に入ると、左に打ち合わせ用の椅子とテーブル、また正面ロッカーの目立つところに要件別の呼び出しボタンがありましたので、当然「アマチュア局」ボタンを押します。入口こそ課別に分かれていますが、内部は広いスペースを区切っただけのようです。

若手の職員の方がすぐ対応してくれたので、問い合わせ番号とコールサインを書いた紙を見せます。身分証確認の後、「椅子にかけてお待ちください」とのことでしたが、あまり間を置かず免許状を手渡してくれました。

「今回、無線機証標を伴わない変更申請ですよね」と確認されたので「ハイ、そうです。お手数をおかけしました。ありがとうございました」と謝辞を述べました。いきなりの来訪者で面倒だったでしょうけれども親切で誠実な対応を見せてくれました。
一般人を対象にするのはアマチュア無線を統括する陸上第三課だけだと思います。そう広くない(当然、少ない人数)スペースで頑張る若手職員と課の雰囲気はよく解りました。もう彼らのためにも包括免許がいいのではないかと思いながら陸上第三課を後にしました。

近くに用事があれば直接出向くのもいいですが、私の場合郵送のほうが電車より安くすむので難しいところですね。
 
 
ハイ、HFでA1Aが出せるようになりました。
 

 
気が付けばこの5.6GHz帯送信機を手に入れてから、三ケ月が経とうとしています。

新緑映える爽やかな五月の空は、台風がもたらすうっとおしい曇空に変わっています。
そろそろ台風一過、真夏の空になることでしょう。

法令を順守する仕組みや手続きとはいえ、時間がかかると少し疲れますね。世界的には包括免許が主流です。早くそうなるといいですね。アマチュア人口もきっと増えるに違いありません。
 
 
さて、さっそくビデオカメラの映像出力に無線機をつないで、電波で動画を送ってみたいと思います。
 
メニューに戻る

昭和の第二級アマチュア無線技士
平成末期の第一級陸上特殊無線技士
オシマイ
73
 
2017年7月
変更申請関係追記:2017年8月
 
Copyright © 2003-2017 Digital Stream All rights reserved.
個人・企業を問わずこのページ(写真及び記述内容等、ページのキャプチャー)を転載し著作物に利用する事を固くお断りいたします。