趣味のBM-800改良  追試
(P48時のノイズ低減)
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前回までの経過(BM-800を試してみる)はこちら
 
ツェナーダイオード換装

BM-800を追試した。
プラグインパワーの機能を活かしつつ、ノイズ低減を望むのは難しいことだと解っている。でも、やってみた。
用意したのはaitendoのツェナー5V6(おそらく中国製、5.6V)と秋月のRD4.7F(NEC、4.7V)
FET(2SK596C)もaitendoにあったので後々のソースフォロワ改造のために手に入れておいた。

4.7V ツェナーダイオードを2本直列
前項の最後でチラッと書きましたが、9V付近を狙って4.7Vのツェナーを直列してみました。
秋月で購入したNECのものです。
製造元の資料にもあるとおり、5.6V以下のツェナーは引き出す電流によってツェナー電圧が変わるようです。
このマイクの場合、1mA程度しか流れないようなのでやや電圧が下がると思われます。
下図によると一本当たり4Vに届かないようですね。
チョット見苦しいハンダ工作ですが、とりあえず出音の確認ということで。
テスターではツェナー端で7.44V出ています。やはり計算通り9.4Vとはいかないですね。
 
まずリファレンスとして、前回最も成績の良かった元からついていた9Vツェナーと抵抗によるフィルターをかけた音です。
 フィルター追加後 まだまだだけど、まあいいでしょう。
 
次に4.7Vツェナー×2です。
 4.7V×2(7.44V)
 
ノイズレベルが上がってしまいました。ダメやん。。。
負荷が軽すぎるのか。。。。。
 

4.7V単独
直列はダメだったので、単独にしてみます。該当箇所は相当ヨレヨレな感じ。
ツェナー端の電圧は3.72V出ています。
 
 フィルター追加後
 4.7V×2(7.44V) ダメバージョン
 4.7V 単独
お、フィルター追加後より、ややノイズレベルは下がったようです。
 
まあまあいいんです。我慢どころなんです。
でも、この状態で5Vのプラグインパワーがきたらツェナーが動作してしまいノイズが乗る可能性があります。それはもったいないということで。

プラグインパワーに細かい決まりはないようなのですけれど、調べたところ2.5Vから5Vが通常使用される電圧らしいです。
負荷がかかればそれ以下になることは容易に想像できますので、5.6Vのツェナーならまあ動作しないだろうという判断です。
 

5.6V ツェナーダイオード
 
aitendoで売っていた5.6V(5V6)ツェナーです。 
電圧はツェナー端で5.59V出ていました。ちなみにFETのドレイン側では4.46Vとなっていました。
 
FFT波形をみると、ややノイズレベルが下がってますね。聴いてみます。
 フィルター追加後
 4.7V 単独
 5.6V 単独
 MKH416-T12(12Vツェナーを使った電圧変換アダプター使用)
 
4.7Vの時と大して変わりませんが、でも、まあいいでしょう。高域のホワイトノイズが少し多いんですね。

MKH416と比べると不満がでてしまいますが、しょうがないです。
送料抜くと1,930円のマイクですからね。MKH416とは2ケタ近く違います。
 
これで5Vのプラグインパワーが印加されてもツェナーは動作せず、ツェナーのノイズとは切り離されるハズです。
 
5V以上、例えばアイコムやケンウッドの無線機から出力される8Vを使った場合はツェナーが動作してしまいますが、無線交信での使用に関してはすでに全く問題のないノイズレベルになっています。特にHF無線機の場合、SSBでの占有帯域はAM放送の半分以下(3K)しかなく、ノイズに関してはその他の電波雑音のほうが多いので、この程度は問題にならないと考えています。無線機用の改良に関してはJA6AQOさんのドキュメントが詳しいのでご参照ください。

http://www6.plala.or.jp/tyata/index.htm?page=http://www6.plala.or.jp/tyata/tec/33.htm
左上、ドキュメントへのリンクをご参照ください

こうした無線機でBM-800を使用する場合、中音域を重視したフィルター作りのほうが重要かな、と思ったりします。

 
まとめ
ツェナーダイオードに頼る限り、P48ではこれ以上のノイズ低減は難しいかもしれません。
もちろんP48専用にしたらツェナーを除去できますが、プラグインパワー対応という利便性は失われます。
したがって両立するのはここらあたりでしょうか。
 
P48専用で考えると、BM-800のECM部分はまともなようですので、技術力のある方なら、もう少しシンプルな増幅回路、またはインピーダンス変換回路を組んで、トランス出力とかいいかもですね。
 
マイク内部は広々としているのでイジり甲斐がありますね。何人かの人がチャレンジされていますが、オリジナルマイクへの試みとしては面白いものがあります。
 
最後にマイクカプセル部分と本体内部に鳴き止めを施して、しばらく使っていこうと思います。





台座と裏のスリットに百均の耐震ジェルを切って埋め、マイクの外筒(ケース)はゴムシートを張ってデッドニングしています。

以上、Shinさんのアイデアをそっくり真似させてもらいました。
 
やっぱりBM-800は、ポータブルレコーダーやPCに繋いで、プラグインパワーで収録するのが一番似合っているのかもしれません。

オシマイ
 
再度、追試しました(ソース接地からソースフォロワ)
2017年4月初旬
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